想像できなかった90日

90日経った今もまだ何も進んでいない被災地

震災直後には、噂が消える75日を過ぎても日本人の支援の心を消すことのないよう発信し続けるんだ、なんて思っていたが、そんなことを考えることもなく、今も毎日報道では震災関連ニュースが続いている。
人の噂も七十五日。

しかし、原発が収束しない中では、とても関心が消え失せることもなく、むしろ毎日悲劇的なニュースが続く。
そして、一向に復旧も進まない被災地。我慢の限界を遙かに超えて、住民も自治体も極限状態にある。

現場を何度も訪れるにつれ、つくづく思うのは、現場で活動する人々の意識の高さと諦めない強靱な精神。そして、彼らの行動を報われないモノにし続けている、日本のリーダー達。政府も東電も、一握りの無能なリーダーによって、史上最悪の日本と化している。

今夏は医療支援プロジェクトとして働きます

今、進めているのは現地でのメンタルケアプロジェクト。
この前も南三陸町の遠藤副町長にお会いしてお話を伺った。住民のメンタルケアももちろんだが、副町長は直後から身を挺して働く諸委員のことを多く気遣っていた。職員もまた家族を亡くし、家を無くした人たちばかり。それでも住民のために、町のために奔走している。自分自身のことは何も出来ずに3ヶ月間、町のために働き津づけている人々。彼らもまた精神的に大きな負担を強いている。それは想像を絶する苦痛のはずだ。副町長は、口にこそ出さなかったのだが、職員のためのケアの必要性を訴えていたのだろう。
今回のプロジェクトに、ひっそりと職員のためののケアプログラムを盛り込んでみようと思っている。

プロジェクトの進捗は難航している。大きな事業のために関係する団体も多く、一つ一つの調整だけに時間を取られている。ホントに必要なケアプロジェクトの内容の精査にまで踏み込んでいない。しかし、やり遂げる。やらなければ現地に顔向けが出来ない。

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